その時代に求められた電子部品
パソコンの登場によってオフィス機器とパーソナル機器の垣根は軽々と越えられ、コミュニケーションの世界は拡大し続けている。
コンピュータの動作速度を決めるセラミック発振子「セラロック」、ノイズ対策部品としてのフェライトビーズなどが、パソコンの普及とともにムラタのヒット商品となった。
ヘッドフォンステレオがブームとなる。本格ステレオサウンドがポケットの中に収まったのは、電子部品の小型化の成果だ。
小型化が要求される携帯型オーディオ機器や、ビデオカメラ用基板などの表面実装(SMD)化が進み、コンデンサも積層チップタイプが主流に。
コンデンサ
CDは、オーディオのデジタル化の流れを決定づけた。
ムラタのオーディオ用アクティブフィルタは、PCM方式に特有の折り返し雑音を除去する。
デジタル時代の音楽になくてはならないものとなった。
アクティブフィルタ
ホームビデオカメラも小型化の一途をたどった。
圧電振動ジャイロによる手ぶれ補正機能が映像機器に不可欠となった。
圧電振動ジャイロ