灌水チューブから1.8dS/mの濃度の養液を灌水しています。土壌中のEC_Poreを計測すると、その濃度が計測されていることが分かります。
11月に入り、生育状態に合わせて養液濃度を変えていますが、センサは確実に計測できています。
近接した圃場同士でも、写真のように異なった土性が存在していることがあります。
水の動き、保水力はそれぞれであり、一概に天候状況で一律に灌水するのではなく、センサの値に基づいて、土性に合わせた適切な灌水を行うことが重要です。
近隣地域内であっても、土性および水の動きは大きく異なるため、圃場ごとに保水力をも加味した灌水計画を立案する必要がある。
センサ値から、どれくらい晴天が続くとどれくらい水分率が下がるのか、またどれくらいの雨量でどれくらい水分率が上がるのかの数値を把握することができます。
これと天気予報を照らし合わせ、必要な時期に適切な量の灌水計画を立案することができます。
日射時間・降雨量と水分率の関係を抽出し、天気予報との連携を図ることで、適切な灌水計画を立案できる。
無駄な灌水の労力の削減も実現する。