A
EIA規格(EIA-198)で以下のように規定されています。
< Temperature characteristic specification >
EIA規格で規定された容量変化率をみると、X7R < X7S < X7Tの順で使用温度範囲内での容量変化率が大きくなります。
0Vdc条件での温度特性の比較例
Measurement Condition:
DC Voltage: 0Vdc
AC Voltage, Frequency: Specified condition
Cap. Change from 25C, 4284A(Keysight)
実使用を想定した条件での温度特性の比較例
一方、実使用条件下での実効容量を比較すると、EIA規格で規定された容量変化率の傾向と異なる場合もあります。
Measurement Condition:
DC Voltage: 1.0Vdc (Lead SoC Line Voltage)
AC Voltage: 0.01Vrms
Frequency: 120Hz
4284A(Keysight)
- *Reference data not guarantee
Measurement Condition:
DC Voltage: 3.3Vdc (Lead SoC Line Voltage)
AC Voltage: 0.1Vrms
Frequency: 120Hz
4284A(Keysight)
- *Reference data not guarantee
0Vdc条件での温度特性を比較すると、容量変化率はX7R < X7T となり、X7Rの方が容量変化が小さくなります。
一方で、実使用条件下では、使用温度範囲内(-55~125degC) で比較すると、X7R、X7Tともに低温側での容量変化率が大きくなります。
また、容量変化率がX7R、X7Tともに最も大きい-55degCでの実効容量を比較するとX7T > X7Rです。
上記は一例であり品番ごとに傾向は異なります。部品の選定にあたっては設計支援ソフトウェア SimSurfingを確認してください。