セラミックコンデンサのFAQQGCMシリーズ、GRTシリーズとGRMシリーズの違いを教えてください。

A

仕様(試験条件)について

各シリーズの代表的な試験条件の違いについて、以下表に示します。
GCMシリーズとGRTシリーズは、AEC-Q200非準拠のGRMシリーズと比較してより高信頼性のスペック(試験条件)に対応しています。

GCM、GRT、GRMシリーズの代表仕様(試験条件)

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
「GCM」シリーズ 「GRT」シリーズ 「GRM」シリーズ
AEC-Q200 準拠 準拠 非準拠
耐湿負荷 試験温度:85±2℃
試験湿度:80~85%RH
試験時間:1,000時間
試験温度:85±2℃
試験湿度:80~85%RH
試験時間:1,000時間
試験温度:40±2℃
試験湿度:90~95%RH
試験時間:500時間
温度サイクル 試験温度:最低使用温度~最高使用温度
サイクル:1,000回
試験温度:最低使用温度~最高使用温度
サイクル:1,000回
  • 注) 125℃最高使用温度品は以下
    ①試験温度:-55~105℃、サイクル:1,000回
    ②試験温度:-55~125℃、サイクル:5回
試験温度:最低使用温度~最高使用温度
サイクル:5回
  • 上表の仕様(試験条件)は代表例のため、異なる仕様の製品もございます。
  • GCMシリーズにはIEC60384に準拠したラインアップもございます。
  • 上記の通り、製品によって仕様(試験条件)が異なることがございますので、各製品ごとの仕様(試験条件)については納入仕様書、参考図をご確認ください。
    主な製品に関しては、当社ウェブサイトの製品詳細ページの詳細スペックシート詳細スペックシートとは
    でご確認いただけます。

用途について

各シリーズの推奨用途について、以下表に示します。
自動車用機器等で、特に人命にかかわるような用途 (走る、曲がる、止まる、安全機器) に使用されるチップ積層セラミックコンデンサ(MLCC)は、より信頼性の高いGCMシリーズを推奨しております。
また自動車のカーナビ等のインフォテインメント/コンフォート機器向け、及び産業機器向けに、AEC-Q200に準拠したGRTシリーズを商品化しております。
なお、複数シリーズが推奨される用途につきましては、上表の仕様(試験条件)の違い等から、お客様のご要求にあったシリーズを選択いただきますようお願いいたします。

GCM、GRT、GRMシリーズの推奨用途

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
「GCM」シリーズ 「GRT」シリーズ 「GRM」シリーズ
自動車用パワートレイン等の人命に直接影響する用途(走る、曲がる、止まる、安全機器) × ×
カーオーディオ等のインフォテインメント機器
産業用ロボット等の産業機器 -
ノートパソコン等の一般民生機器 - -

◎:推奨、〇:使用可能、×:使用不可

品質マネジメントについて

各シリーズの品質マネジメントシステムの違いについては、下表をご確認ください。

左右にスワイプ可能です 横持ちでご覧ください
「GCM」シリーズ 「GRT」シリーズ 「GRM」シリーズ
品質マネジメントシステム IATF16949 ISO9001 ISO9001

FAQ改善アンケートにご協力ください。
このFAQはお役に立ちましたか?

宜しければこのFAQについてのご意見・ご要望をお聞かせください。
お客様のご意見はFAQの改善に利用させていただきます。

  • このフォームでいただいたご質問・ご要望への返信は行なっておりません。

製品についてのご質問はお問合せフォームからご連絡ください。