前者は、MPS(Maintain Power Signature)の要件を満たしていないためです。
MPSの要件を満たしていない場合、給電側のPSEは周期的にDetection → Classification → 48V印可 → OFFを繰り返します。
そのため、DC-DCコンバータに搭載されている積層セラミックコンデンサには電荷のチャージとディスチャージが繰り返されます。このチャージとディスチャージは、積層セラミックコンデンサの圧電効果による歪みを発生させます。この歪みが基板と接触して音鳴りの原因となっている可能性があります。
したがって、MPS(Maintain Power Signature)の要件を満たしてください。次の方法で、PSE出力の消費電流が常に10mAを超えるようにしてください。
後者は軽負荷モードによるものです。
12Voの出力電流をIout=0.15A以上にすると、ばらつきを含めて可聴周波数以上で動作し、音鳴りが止まります。