2011年05月10日 カテゴリー:展示会
5月10日(火) くもり時々あめ
おひさしぶりでございます。
今日はみなさんにお知らせがあります♪ 「どうしたんですか?」
5/11~5/13まで東京ビッグサイトで開催される
組込みシステム開発技術展「ESEC」に
村田製作所Wi-Fiチームで出展させていただく事になりました!
ESECで出展するのははじめてなんでドキドキしてます。
「どんな内容なんですか?」
はい!私たちは
「センサネットワーク向けWi-Fiソリューション」
「組込み機器向けWi-Fiソリューション」
「組込みWiMAXモジュール」
という3つのテーマで展示します。
デモ中心の展示で、目で見て、触って、実際に体験していただくことで
わかりやすくWi-FiやWiMAXの組み込みについてご説明させていただきます。
「デモがあるとわかりやすくていいですね。」
そうなんですよ。リアルタイムOS向けドライバを使った高速通信のデモをはじめ
美肌(?)のチェックができるセンサとWi-Fiを使ったおもしろいデモもあるんですよ。
「美肌?!」
師匠も測定してみますか・・・?
「いやっ 私は結構です」(でもちょっと気になる・・・)
他にも、毎日15時から隣のユビキタス様のブースで
私達のWi-Fiソリューションの取り組みをご紹介するプレゼンテーションも行います。
「ユビキタス様のブースでは私たちのWi-Fiドライバを組み込んだ
Wi-Fi防犯システムのデモも展示していただいてるんですよね?」
はいショックセンサと赤外線センサを使ったおもしろいデモなので
そちらもぜひ体験してみてください。
ESECではWi-Fiソリューションの良さを目一杯感じていただける事間違なしです★
これからWi-FiやWiMAX等無線の組込みを考えておられるお客様はもちろん、
興味はあるけどまだよくわからないという方も、
説明員がわかりやすく丁寧にご説明させていただきますので、
ぜひ村田製作所ブースまでお越しください。
お待ちしております。
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【ESEC開催情報】
開催期間 5/11(水)~5/13(金)
場所 東京ビッグサイト
村田製作所ブース 西1-71
URL http://www.esec.jp/
※ 毎日15:00~ 隣のユビキタス様ブースでステージプレゼンを行います
2010年12月14日 カテゴリー:奮闘日記
12月13日(月)あめ
師匠、お久しぶりです。
「お久しぶりじゃないですよ!だいぶ期間があいてしまいましたね。
もう終わったのかと思ったじゃないですか!」
すみません。前回ものすごーく中途半端なところで終わってしまいましたもんね。
ではではさっそく続きを~
(あっさり・・・)
前回のおさらいをします。
Wi-Fiのデータレートと実行速度はなぜ違うのか?でしたよね。
「はい。前回は、データを飛ばす時、ファイルの中身だけでなく、
宛先のアドレス等付加的な情報も一緒に送るから
データレートよりも遅くなってしまうという話をしました。」
今回はそれ以外の理由を教えてくださるんですよねー?
「はい。データレートより実行速度が遅れるもう1つの理由は、
無線LANの通信が途中で休憩しながら送っているからなんです。」
休憩?どういうことですか?
「例えば、複数の人が同時にデータを送りたいと思った時、
下の図のように、私がデータ通信をしている間、休みなく電波を出し続けると
他の人はデータ通信ができないです。」
えー。無線LANって1人しか使えないんですか!それは困ります。
「そうですよね。沢山の人が一度に使えてこそ便利ですもんね。
そこで、全てのデータを一度に送るのではなく途中に間をあけて通信するんです。」
通信を一旦止めているんですか?
「そうです。その通信が止まっているタイミングの時、
他にデータ通信したい端末がないかどうか検知してるんですよ。
通信したい端末があれば、そのタイミングで通信をスタートすることができます。」
へー。その間最初に通信していた師匠はどうなるんですか?
「私はその通信が同じように一旦止まるタイミングまで待っているんです。」
なるほどー そうやってちょっとずつずらして休憩をとることで
みんなで譲り合って電波を使っているんですね?
「その通りです。周りの様子をうかがいながらデータを送っているから、
実行速度はデータレートより遅くなってしまっているんです。」
そういうことだったんですねー。
「この仕組みをCSMA/CA
CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)と言います。」
じゃあこれからは実行速度がデータレートよりも遅くなっても
(あ~、今譲り合って通信してるんだな~ )ってあったかい気持ちで
見守ったらいいって事ですよね?
え・・・ あ・・・ はい・・・
みなさま、データレートと実行速度がなぜ違うのか、おわかりいただけたでしょうか?
2010年08月24日 カテゴリー:奮闘日記
8月24日(火)はれ
「今日は少し専門的な話をしますよ。」
え!?難しいお話ですか?
「無線LANのデータレートのお話です。」
データレートってなんですか?
「教えてなかったっけ・・・?」
「データレートは、bps(ビット / 秒)で表され、1秒間で送れるデータの量のことです。」
1秒間に何ビット送れるか?ってことですか?
「その通りです。無線LANのデータレートは、例えば11bなら最大11Mbps、
11gで最大54Mbps、11nの場合は理論上は最大600Mbps出ますが、
製品化されているものでは最大で300Mbpsですね。」
無線の種類によってデータレートが決まっているんですね。
「はい。理論上はこのデータレートが通信速度ということになるんですが、
実際にはこの速度は出ていないんです。」
え?どういうことですか?
「このPCには11gが搭載されています。
例えば、村田のHPから製品カタログをダウンロードしてみますね。」
ふむふむ。
転送率2.20MB/秒ね。
「1バイトは8ビットなので、1秒あたり17.6Mビットのデータを送ってるってことですね。」
1秒に17.6Mビット???
・・・遅くない?!
だってさっき54Mbpsって言ってましたよねー?
「はい。このように実際には半分以下の速度しか出ていないんですよ。
11gだと出て20Mbps、11nだとオプションを全てつけた状態で130Mbpsくらいですね。」
そ、、、それって、、、、詐欺じゃないのーーーーー?!
「落ち着いて下さい。
無線LANの通信速度が理論値よりも遅くなるのには理由があるんですよ。」
なんだ、理由があるんですね(ホッ)
「以前、 この記事でUARTの通信のお話をしましたよね?」
はい、ありましたねー(懐かしい)
「あの時、送るデータの前後に
スタートビットとストップビットを付けて送るという説明をしたと思います。」
あ!間違いを少なくするために付けるんですよね?
「はい。そうです。そのように送るデータ以外にも
いろんな情報を追加してデータを送っているんですよ。
無線LANの通信の場合はそれ以外にも例えばデータの宛先のアドレスなど、
沢山の情報を追加して送っているんです。
そのために、通信速度が理論値よりも下がるんです。」
へー。そういうことなんですねー。
「でも、これだけで通信速度が半分以下になるわけではありません。
他にも無線LAN特有の仕組みがあって通信速度を下げています。」
まだあるんですか?!無線LANって大変。。。
「それについては次回ご説明しますね。」
2010年07月20日 カテゴリー:奮闘日記
7月20日(火)はれ
「前回までセキュリティのお話をしていましたが、
セキュリティの設定や認証の仕方についてはご存知ですか?」
・・・。
セキュリティの設定ってどこでするのかとか、
どうするのかとかよくわかってません
「確かに、まだセキュリティの認証の仕方とか
設定の方法って難しいイメージがありますよね。」
はい。
その難しさがなかなか一般的にWi-Fiが普及しきれてない問題なのかなーって思います。
お子様やご年配の方にもWi-Fi使ってもらう為には
そのハードルをもっと低くしたいですよねー。
「ふふふ。」
な、なんですか?!師匠。
「いや、そのハードルを低くするための技術はどんどん出てきてるんですよ。」
え!そうなんですか!!
「はい。WPSっていう言葉聞いた事ありますか?」
WPS...あぁ、なんかうっすらと記憶に・・・
「下の図を見てみてください。」
「セキュリティのかかっている機器の通常の接続では、
①SSIDの入力②パスワードの入力という操作が必要だったんです。」
ちょっとめんどくさいですよねー。
しかもその設定画面がどこにあるのかもわからないんですよー。
「そうですよね。ところがWPS(Wi-Fi Protected Setup)は
機器についているボタンを押すだけで接続可能なんですよ。」
え?!ボタン1つで???
「はい。WPSボタンがある機器同士を接続する場合、
同時にWPSボタンを押すだけで接続可能なんです。」
えーーーー!!! なんでー?
なんでそんなことが可能なんですか?! 魔法?!
「いえ・・・違います。通常接続はパスワード等同じ情報を入力することで認証をしますが、
WPSは接続するタイミングを合わせて認証を行います。」
「WPSボタンを押すと、近くにWPSボタンが押されている機器がないかを探しに行くんです。
見つかったら、APに設定されているSSIDとパスワードの情報が
つなげたい機器に自動的に転送され、接続設定が完了する仕組みです。
タイミング合わせるって同時にボタンを押さないとだめなんですか?,それ焦りますね・・・
「まったく同時じゃなくても大丈夫ですよ、数十秒くらいのずれなら大丈夫です。」
なるほど、すごく簡単だけど、セキュリティがゆるくなっちゃうんじゃないですか??
自動的に認証されちゃうなんて・・・なんかこわいです。
「WPSは短い時間でタイムアウトしますし、
1回の操作で1個の機器としかつながらないので大丈夫ですよ。」
ふーん。ってことはWPSって1対1しかできないんですか?
「いえ、1回の操作で1個の機器というだけで、複数台をつなげることも可能ですよ。」
これなら誰でも簡単にWi-Fi接続できそうですね。
「はい。しかも、WPSのいいところはキーボードや
ディスプレーのない機器でもWi-Fi接続できることです。」
どういうことですか?
「パソコンやスマートフォンにはキーボードやディスプレーがあるので
SSIDやパスワードの入力はできますが、
例えば体重計のようなキーボードのないものもボタン1つでWi-Fi接続できるんですよ。」
なるほどー。WPSボタンがあればいろんなものをWi-Fi接続できますね。
今後どんどん増えていきそうで楽しみですね。
「本当ですね。ところで、WPSと同じような機能を持つものにAOSSという規格もあります。」
え?それどう違うんですか?
「機能としてはほぼ同じで、AOSSもAOSSボタンを押すと自動的に接続できます。
AOSSの方がWPSより早くできた規格です。
AOSSはバッファローが開発した規格で、WPSはWi-Fi Allianceの公式規格なんです。」
なるほど、作った団体の違いってことなんですねー。
こういう便利な仕組みがどんどんできてくれるのはうれしいですね。
「はい。沢山の方がWi-Fiをもっと身近に感じてくれるようになるといいですね。」
ということで、今日はWPSのお話でした~。みなさんわかりましたか??
2010年06月15日 カテゴリー:奮闘日記
6月15日(火) くもりときどき雨
すっかりご無沙汰してしまってすみません。。。
前回のお話覚えていらっしゃいますでしょうか?(前回の記事)
「前回無線LANのセキュリティには認証と暗号化があると説明しましたので、
今回は無線LANで使われている「認証」と「暗号化」に
どんな種類があるかご説明しますね。」
はい!なんか無線LANのアクセスポイントの設定とかで出てくる
セキュリティの種類がいまいちよくわかってなくてー
いつも適当にやりすごしてるんですよねー。
「適当にやりすごす?!(今まで何を教えてきたんだろう・・・)」
いや、まぁ、それでもなんとかなってたんですよー はははー。
「では、今日しっかりその違いを勉強してください。」
はーい。
「ではまず下の表を見てください」

あー そうそうこれこれ。意味わからないですよねWEPとか言われても
「では、まずWEPから説明しますね。WEP(ウェップと読みます)とは、
無線LANのセキュリティ機能の中で最も古く、
もっとも簡単な暗号化技術のことを言います。Wired Equivalent Privacyの略です。」
へー。WEPって簡単なんだー。
「表を見ていただいたらわかると思うのですが、
WEPは暗号化の技術のみに対応してるんです。
つまり、WEPだけだと認証機能はありません。」
認証なし?!ってことは誰でもつながっちゃうってことですか?
「そうです。」
それ意味ないんじゃないですかー?セキュリティ対策になってなーい!!
「落ち着いてください。WEPには認証機能はありませんが、
つながるだけで何もできないんですよ。
暗号化されているので不正アクセスされることはありません。」
何もできない?ただ単につながってるってだけですか?
それなら安心ですねー。よかった。
「ただ、WEPは暗号化キーの設定が間違っててもつながってしまうんですよ。」
暗号化キー?ってなんですか?
「暗号化キーとは、前回少し説明した、暗号のルールの値ですね。
シーザー暗号の場合は何文字ずらすか、の『何文字』の部分が暗号化キーになります。」
へー。っていうか!!
その設定間違っててもつながるんですかー (なんていい加減・・・)
「まぁ、つながっているんですが、
データは届いても正しく解読できないのでネットは見られません。
でも見た目にはちゃんとつながっているので、
エラーの原因がWEPの設定間違いということに気付きにくいんですよね。」
なるほど、それはちょっと使いにくいですね。
でも、使いにくさだけならWEPでも十分ですよね。
どうして他の暗号化技術があるんですか?
「WEPは暗号化が単純な為、暗号化キーが解読されてしまったんです。
だからもっと複雑化したWPAという暗号化技術ができたのです。
WPAはWi-Fi Protected Accessの略で、WEPに認証の機能が追加されたものです。」
認証機能がついたことで簡単に解読されなくなったんですね★
「はい。またWPAには、一度認証すれば、自動的に暗号化キーを変更する
TKIP(Temporal Key Integrity Protocol)というプロトコルが追加されています。」
ティーキップか。。。WEPに比べて機能満載ですね♪これでばっちりですね。
「いえ・・・実はセキュリティの世界というのは本当にいたちごっこなんですよ。
新しく複雑な機能が追加されても、またすぐ破られてしまうんです。」
(まじすか・・・)
「WPAにはTKIPが追加されたのですが、
TKIPもWEPも暗号化の基本部分は同じRC4という暗号を使っているんです。
TKIPはそれが自動更新される仕組みが入ってるんですが、
暗号化ルールが同じなので破られるのは時間の問題だったんですね。」
えーー!!せっかく新しいのが出てきたのにぃ。どうしたらいいんですかー
「そこで登場したのがWPA2です。」
WPA2とWPAはどう違うんですか?
「認証については基本的にWPAと同じです。
暗号化技術に、より強力なAES(Advanced Encryption Standard)が採用されています。」
うーん。セキュリティ技術は日々更新されていってるんですね。
当面はこれで守れるけど、またいつか破られちゃうかもしれないんですよねー。
「そうですね。WPA2もいつ解読されるかわからないので、
さらに複雑な暗号化技術が必要になってくるでしょうね。
私たちは、様々な暗号化技術に対応した機器を作らないといけないので、
新しい技術が生まれれば生まれるほど大変なんですよ。」
え?
WEPとか古い暗号化技術はもう使わないから対応してなくてもいいんじゃないですか?
「確かに、古い暗号化技術しか対応していない機器は
今後減っていくでしょうが、世の中にはまだ存在しています。
例えば自分が持っている機器がWEPにしか対応していなかった場合、
WPA2しか対応していないアクセスポイントにはつなげないんですよ?」
そっか、それは困ります!!昔買ったものもちゃんと接続してほしいですもん!!
「そう思うお客様が多いので、新しい製品でも古い暗号化技術にも対応しています。
私たちは、Wi-Fiを組み込む上で、全ての暗号化技術に対応できるように
評価しているので、年々作業量は増えていってるんですよ。」
師匠・・・大変ですね
「確かに、作業は年々大変になっていますが、
求めてくださるお客様がいらっしゃることで私たちが役立っていることが実感できるし、
モチベーションも上がるんですよ。」
さすが師匠!!社会人の鑑ですねー
「ということで、セキュリティの種類について理解できましたか?」
はい!これからは表示を見ても拒否反応おこさないと思います!!
えっ?!(そゆこと・・・)