Japan / MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
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東京電波株式会社との共同開発による水晶発振子「HCR®」の商品化

2009年4月2日

株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫

東京電波株式会社との共同開発による水晶発振子「HCR®」の商品化

要旨

このたび村田製作所は、東京電波株式会社 (以下、東京電波) との共同開発により、水晶発振子「HCR®」を商品化、量産を開始いたしました。

背景

当社は、1977年CPUのクロック信号※1を発振する用途で、様々な機器に用いられているセラミック発振子「セラロック®」を開発しました。

発振子※2にはセラミック発振子や水晶振動子などがあり、セラミック発振子は小型で安価、水晶振動子は高価だが高精度という特長があり、民生機器にはセラミック発振子が多く採用されています。

しかし、最近ではSATA※3、USBなどインターフェースの高速化に伴い、HDDに用いられる発振子には高い精度が求められるようになってきました。

そこで、当社は東京電波と業務提携し、東京電波の持つ高品質の水晶素子と当社のもつ高い生産技術をいかし、市場要求にあわせたタイミングデバイスとして水晶発振子を共同で開発しました。

これまで当社のセラミック発振子が得意としていた車載、民生用途に加え、比較的高精度が要求されるHDD市場での拡大を狙います。

提携概要

  • 東京電波より水晶素子の提供を受け、当社より水晶発振子の生産、販売を行う。

特徴

  • 水晶振動子と比較して安価
    当社のもつ生産技術をいかし、小型で高コストパフォーマンスを実現。
  • セラミック発振子と比較して高精度を実現
    東京電波の提供する品質の高い水晶素子により、高精度を実現。セラミック発振子の初期周波数精度が数百〜数千ppmであるのに対し、水晶発振子の精度は約100ppm。
  • RoHS指令準拠、鉛フリー (フェイズ3) を実現
  • 鉛フリーはんだ実装に対応可能

用語説明

※1 クロック信号 各種LSIなどの動作を規則正しく動かす信号源
※2 発振子 タイミングデバイスのひとつ。セラミック発振子は、セラミックの圧電特性を利用するのに対し、水晶発振子は、水晶の圧電特性を利用する
※3 SATA パソコンとハードディスクなどの記憶装置を接続するIDE (ATA) 規格の拡張仕様の一つ

シリーズ品番

XRCGAシリーズ

用途

HDD、ODD等の記憶装置、USB2.0 High Speed対応

電気的特性

公称周波数 24〜48MHz
初期周波数偏差 ±100ppm
温度特性 ±50ppm
動作温度範囲 −30〜+85゚C

特性図

XRCGA30M000*の温度特性

外形寸法図

生産体制

2009年4月より量産

サンプル価格

20円 / 個

特許関係

2件出願中

東京電波株式会社

会社名 東京電波株式会社
代表者 代表取締役社長 橋口 一徳
資本金 33億7160万円
設立 昭和24年 (1949年) 5月
住所 〒143-0024
東京都大田区中央5-6-11
電話番号 03-3751-6171 (代表)
事業内容 水晶振動子、水晶発振器、電子計測機器および酸化亜鉛単結晶の製造ならびに販売
URL

お問い合わせ先

京都府長岡京市東神足1丁目10番1号
広報部長 大島 幸男
TEL: 075-955-6786/FAX: 075-955-6526

NOTE
ニュースリリースの内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合がありますのでご了承 ください。
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