2009年9月2日
株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫

株式会社村田製作所は、低温で動作可能、高感度の「接触燃焼式ガスセンサ」を開発しました。従来の接触燃焼式ガスセンサは一般的に感温部に白金コイルを用いていますが、当社は白金コイルに代わり、感温部に高い抵抗温度係数を持つサーミスタを用いることで感度を向上させました。また、従来の接触燃焼式ガスセンサでは触媒を300℃以上に加熱して使用していますが、サーミスタ素子は100℃で使用でき、低温での動作が可能となりました。また、検出ガスに水素を用いてセンシング評価を行った結果、出力電圧1.5V、応答速度1sという高出力、高速応答性を実現し、低温動作による低消費電力化 (消費電力0.24W) が可能となりました。
現在普及しているガスセンサの検知方式には半導体式や接触燃焼式、固体電解質式等があり、このうち接触燃焼式は、メタンやプロパンといった可燃性ガスの検知に用いられています。また近年、環境問題やエネルギー問題に関心が集まる中、環境汚染ガスや揮発性有機化合物、燃料電池の原料に用いられる水素やエタノールを検知するガスセンサの開発が進んでいます。これら水素やエタノール、一酸化炭素等は可燃性であるため、接触燃焼式による検出が可能で、今後エネルギーや環境分野、安全管理面において「接触燃焼式ガスセンサ」の需要が増えると見込まれます。


可燃性ガス検知
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