Japan / MURATA MANUFACTURING CO., LTD.
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リアルタイムOS向け Wi-Fi™ ドライバパッケージの提供開始について

2011年11月09日

株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫

要旨

株式会社村田製作所は、µITRON*1などのリアルタイムOS*2 (以下RTOS) 上で、当社のWi-Fi™モジュールと合わせて利用できるWi-Fi™ドライバソフトウェアを開発しました。Linux®*3、Android®*4といった高機能OS上だけではなく、低クロック*5、低リソース*6、低消費電力のRTOS搭載機器へのWi-Fi™機能の搭載をより簡単に実現するソリューションとして、提供を開始いたします。

背景

スマートフォンやゲーム機など、小型で軽量なWi-Fi™搭載機器の普及により、無線LAN環境が一般家庭にまで普及し、インターネットと連携したクラウドサービスも次々と登場しています。こうした機器のネットワーク化と、ネットワークを活用したサービスは、Linux®、Android®のような高機能OSだけではなく、今まで無線とは無縁であった組み込み機器*7にも広がり始めています。

当社では、小型、低リソースの組み込み機器に多く採用されるRTOSに対応するWi-Fi™ドライバを準備し、当社のWi-Fi™モジュールと合わせてハード/ソフト一体のワンストップソリューションとして提供いたします。

「より簡単」、「より早く」、「より低コストで」高度なWi-Fi™機能の搭載の実現を目指して、皆さまのWi-Fi™搭載製品開発をサポートいたします。

特徴

  • 低クロック/低リソースCPU上での動作を実現し、最新の高速無線規格であるIEEE802.11nに対応しており、高速通信を実現します
  • 無線子機として動作するクライアントモードだけでなく、無線親機としても使用できるアクセスポイントモードも標準搭載。アドホック接続*8より強固なセキュリティでの通信が可能で、スマートフォンからの接続も簡単になり、様々な製品・サービスへの応用が可能です
  • WPA/WPA2*9パーソナルも追加ソフトウェア無しで利用が可能です
  • WPS2.0*10にも対応。株式会社ユビキタス製WPS製品との組み合わせでWi-Fi™認証取得の実績があります。他のWPS2.0対応製品にも順次対応を予定しています
  • Wi-Fi™機器を直接接続する最新規格Wi-Fi Direct™にも対応を予定しています
  • Wi-Fi™ドライバコア部とインタフェース部で構成され、インタフェース部をご利用の環境に合わせて作成することができます。インタフェース部のサンプルソースコードも添付いたします

    Wi-Fi™ドライバコア部とインタフェース部で構成され、インタフェース部をご利用の環境に合わせて作成することができます。インタフェース部のサンプルソースコードも添付いたします

  • 対応プラットフォームを拡充する予定です
  • 既存の資産を生かしたまま、ネットワーク連携機能をRTOS搭載の機器に実装することが可能です
  • 当社製Wi-Fi™モジュールと合わせてご利用いただくことで、ソフト/ハードの両面から一体のワンストップソリューションを提供します

用途

  • 低スペック32bitCPUを搭載したRTOS搭載機器
  • M2M (Machine-to-Machine) 機器へのWi-Fi™搭載
  • RTOS搭載のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、プリンタ、家電など

ライセンス費

300万円

用語説明

*1 µITRON: RTOSの仕様。限られた計算能力とメモリ容量でも十分な性能を発揮するため、低い性能のコンピュータ上でも動作が可能
*2 リアルタイムOS
(RTOS) :
リアルタイムに処理を行う機能を実装したOS (オペレーション) システムのこと。必要な処理時間を予測する機能や、複数の処理が同時に発生した場合でも目的の時間内に実行する機能を備えている
*3 Linux®: OSの一種。当初はコンピュータ用のOSであったが、最近では携帯電話やデジタル家電をはじめとした組み込み機器用のOSとしても多く採用されている。ネットワーク機能を標準で備え、動作も安定しているという特徴を持つ
*4 Android®: スマートフォンやタブレットPCをおもなターゲットとしたOS、ミドルウェア、インタフェース、アプリケーションなどの総称。スマートフォン用のOSとしてはアメリカと日本でトップシェア
*5 クロック: クロックとは、CPUなど一定の波長をもって動作する回路が、処理のタイミングを合わせるために用いる信号のこと。1秒間あたりのクロック発生数をクロック周波数といい、この値が低いことを低クロックという。低クロックであれば処理能力は低く、高クロックであれば高い
*6 リソース: コンピュータを動作させるために必要なCPUの処理速度やメモリ容量などをいう
*7 組み込み機器: 特定の機能を実現するためのコンピュータシステムが組み込まれた電子機器
*8 アドホック接続: 無線LANの通信方法の一つ。アクセスポイントを介さず機器が直接通信を行う
*9 WPA/WPA2: 無線LAN関連の業界団体Wi-Fi Allianceが定めた暗号化方式の規格
*10 WPS2.0: 無線LAN関連の業界団体Wi-Fi Allianceが定めた暗号化方式の規格で、無線LAN機器の接続やセキュリティに関する設定を容易におこなうことができる

※Wi-FiはWi-Fi Allianceの商標又は登録商標です
※Linuxは、Linus Torvalds氏の商標または登録商標です
※Androidはグーグル インコーポレイテッドの商標または登録商標です
※Wi-Fi DirectはWi-Fi Allianceの商標又は登録商標です

お客様からのお問い合わせ先

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広報部企業広報課
TEL: 075-955-6786/FAX: 075-955-6526

NOTE
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