2011年12月12日
株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫
株式会社村田製作所は、音響特性を改善した世界最薄型圧電スピーカの防水対応品を開発し、量産を開始しました。
近年、スマートフォンの普及により、携帯電話は通話を行うためだけの機器ではなく、インターネット接続を前提とした情報処理端末へと変化しています。その結果、端末の消費電力は増加し、ユーザーの使用時間も延びており、携帯電話の連続使用の長時間化が端末メーカーにとって重要な課題の一つとなっています。携帯電話各社では、搭載するバッテリーを大型化することで長時間の使用を実現しており、今まで以上に携帯電話に使用される部品は小型・薄型であることが求められています。
当社はこれまでも超薄型 (0.9mm) 圧電スピーカをラインアップすることで多くのセットに採用頂いており、2011年6月には音響特性を改善した圧電スピーカ「VSLBP2115Eシリーズ」の量産を開始しました。超薄型形状は、セットのデザイン自由度を高めることに寄与します。
一方、日本国内で発売される2011年秋冬モデルの携帯電話は46機種中35機種が防水対応となる予定であり、携帯電話の防水対応はスマートフォンも含め、標準機能となりつつあります。
そこでこのたび、特性改善スピーカ「VSLBP2115Eシリーズ」の一部設計を見直すことで防水対応を可能にし、防水対応圧電スピーカ「VSLBG2216Eシリーズ」として量産を開始いたしました。
当社の防水対応スピーカは、従来のような防水シート無しで、IPX7*等級の防水性能を実現しています。これにより、防水シートとそれを実装するためのコストを軽減することに加え、放音孔を塞いでいるシートを取り除くことで、良質な音楽再生が可能になります。
| *IPX7: | JIS/IECで定められた防水保護等級を表し、「一時的な潜水に対する防水性能」を示す。具体的にはJIS C 0920 (IEC 60529) でこの規格は定められている |
|---|
携帯電話、タブレットPC、MID、電子書籍、携帯音楽プレーヤー、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、ICレコーダ、などのモバイル機器
VSLBG2216E1100-T0
| 測定筺体: | 当社標準筺体 (背面容積: 1.0cc) |
|---|---|
| 測定距離: | 100mm |
| 入力電圧: | 5Vrms正弦波入力 |
| 出力音圧レベル: | 93.5±3.0dB (1.0k,1.25k,1.5k,2.0kHzの4点平均、5Vrms正弦波入力時、100mmにて) |
|---|---|
| 共振周波数: | 1150Hz±20% (5.0Vrms, 正弦波入力時) |
| 静電容量: | 1.5µF±30%(0.1Vrms, 120Hzにて) |
2011年11月より量産 (100万個/月)
250円/個
今回商品化した製品以外にも、当社は圧電スピーカとして下記の標準品をラインアップしています。
ラインアップ詳細については、こちらをご参照ください。
広報部企業広報課
TEL: 075-955-6786/FAX: 075-955-6526