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株式会社小松村田製作所 本館増築竣工式について

2012/12/26

株式会社村田製作所
代表取締役社長 村田 恒夫

株式会社小松村田製作所 本館増築竣工式について

要旨

株式会社小松村田製作所 (石川県小松市) は、本館増築にあたり、2012年12月26日 (水) に竣工式をおこないました。

背景・詳細

小松村田製作所で生産している電子部品の将来的な需要増加への対応策として生産面積を確保するため、これまでの社員食堂エリアを生産エリアに変更し、食堂の移設先として本館を増築しました。増築した新棟には、3階に食堂、2階に休憩用ラウンジ、更衣室、会議室などを設置することで、生産面積の確保とあわせて福利厚生の充実を図りました。また、増築した新棟の1階には、センサネットワークシステムの実証実験施設を設置し、ここではHEMS*1/BEMS*2での電力・空調制御の検証や、自然環境に調和するシステムのあり方の検討、また、未来へ向けたエネルギー有効活用法の提案・実証実験を行っていきます。

村田製作所 執行役員/小松村田製作所 代表取締役社長
中島 規巨 (なかじま のりお) のコメント

当社は、通信モジュールや高周波部品の小型化・薄型化により、あらゆる機器の進化に貢献してきました。今後も、スマートフォンやタブレット端末の普及により需要伸長が見込まれるこれらの部品の主力工場として、安定的に供給してまいります。また、センサネットワークの実証実験により、より快適でスマートな社会を実現できる技術や部品を創出してまいります。

竣工式の概要

日時: 2012年12月26日 (水) 9: 30〜10: 20
場所: 株式会社小松村田製作所
出席者: 小松市 市長 和田 愼司 (わだ しんじ) 様
石川県商工労働部 次長 大霜 祥栄 (おおしも しょうえい) 様
小松村田製作所 代表取締役社長 中島 規巨 (なかじま のりお)
(村田製作所 執行役員 通信事業本部 本部長)
小松村田製作所 取締役事業所長 舩谷 信捨 (ふなや のぶすて)

新棟の概要

延床面積: 2,400平方メートル
建物概要: 20×40m 3階建て
工事期間: 着工 2012年7月10日、竣工 2012年12月26日

実証実験について

実証実験の目的

新棟1階に設置されるセンサネットワークの実証実験施設エリアは、玄関ホール横にあり、実験室・実証室で構成されています。ここはお客様向けショールーム・従業員用スペースとして運用します。将来的には地域の方々を対象としたスマートコミュニティ*3の体験コーナーの設置なども計画してまいります。

実証実験の概要

実証実験施設では以下のことを行います。

  1. 省エネ実現のための照明制御・空調制御センサネットワークシステムの検証
  2. 自然界からエネルギーを取り出すためのハーベスタデバイスの開発・検証と、安全で快適な暮らしのためのセンサネットワークシステムの構築
  3. 未来のエネルギー有効活用のあり方を想像し、使いやすいシステムの開発・実証実験

株式会社小松村田製作所概要

所在地: 石川県小松市光町93番地
創業: 1981年
資本金: 3億円
代表者: 代表取締役社長 中島 規巨 (なかじま のりお)
従業員数: 785名 (男509名、女276名) (2012年11月末日時点)
生産品目: モジュール製品および高周波デバイス
(※モジュールとは、特定の機能を発揮するように、複数の電子部品を組み合わせて回路を組むような製品)

用語説明

*1 HEMS
(Home Energy Management System) :
センサやICT (情報通信技術) によって家庭内のエネルギー消費を最適化するシステム。
*2 BEMS
(Building and Energy Management System) :
空調、電気、給排水、防災・防犯等の設備をコンピュータで総合的に管理するシステム。室内環境の向上や省エネの推進などに貢献する。
*3 スマートコミュニティ: HEMS/BEMSをはじめ交通機関など、街全体のエネルギーを有効利用するシステム。「環境配慮型都市」とも呼ばれる。

ムラタについて

村田製作所はセラミックスをベースとした電子部品の開発・生産・販売を行っている世界的な総合電子部品メーカーです。独自に開発、蓄積している材料開発、プロセス開発、商品設計、生産技術、それらをサポートするソフトウェアや分析・評価などの技術基盤で独創的な製品を創出し、エレクトロニクス社会の発展に貢献していきます。

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