2023年3月期の売上高は、為替変動(前年度比23円10銭の円安)の影響もあり、樹脂多層基板がスマートフォン向けで増加したほか、リチウムイオン二次電池がパワーツール向けで増加しましたが、積層セラミックコンデンサがコンピュータやスマートフォン向けで減少したことに加え、表面波フィルタや高周波モジュールがスマートフォン向けで減少しました。その結果、売上高は、前年度比6.9%減の1兆6,868億円となりました。
利益につきましては、円安やコストダウンなどの増益要因はありましたが、操業度の低下や固定費の増加により、営業利益は前年度比29.8%減の2,979億円、税引前当期純利益は同27.2%減の3,149億円、当社株主に帰属する当期純利益は同19.2%減の2,537億円となりました。