コンデンサとは一時的に電気を蓄える機能を持った電子部品で、電流に含まれるノイズを取り除いたり、必要な信号だけを取り出したり、直流をカットし交流だけを通したり・・・と、電子回路の中でさまざまな形で使われています。電気および電波を扱う機器には必ず使われ、スマートフォンでは1台あたり約1,000個、ノートパソコンで約800個、自動車には約8,000個程度搭載されています。ある推計によると全世界で1年間に使われるセラミックコンデンサの数は約2兆数千億個。そのうちの40%がムラタグループで生産されたものです。コンデンサには、半導体や高分子などさまざまな素材が用いられてきましたが、今日では誘電体セラミックスが主流となっています。