同一体積でもセラミックシートが薄くなれば積み枚数を増やすことができるため、静電容量を大きくすることが可能となります。
チップ積層セラミックコンデンサは、LSIの高周波化に伴い動作安定のために数多く使われています。急速に高周波化するLSIに対応するため、コンデンサにも高速動作の性能が求めらており、新しい構造の電極設計や材料の開発が積極的に進められています。
ハイブリッドカー (HEV) や燃料電池といった「パワーエレクトロニクス」分野が注目されています。従来のチップ積層セラミックコンデンサと比べ1万倍以上もの静電容量を持ち、高い電圧にも耐えうる製品。積層構造ではありますが、これまでとはまったく違う要素技術で開発が進められています。