アルミ電解コンデンサは陰極材料と構造で分けると大きく3タイプあり、ムラタのアルミコンデンサは全固体の積層型高分子アルミコンデンサ(ECASシリーズ)です(図1参照)。
その他は缶タイプの捲回型で、陰極に電解液を用いているものと、高分子を用いているものがあります。ECASシリーズの特徴は伝導度が高い導電性高分子を陰極に用いていることに加えて、アルミ素子を積層することで電解コンデンサの中では最もESRが低くできます。
また、静電容量を大きくとることができ、かつ、DCバイアス特性がないため直流電圧をかけたときの実使用上の静電容量が安定しています。このように、低ESR、高容量かつ容量が安定しているという点がECASシリーズの最大の特徴です。
以下の動画では、最大470µFを有するECASシリーズの使用事例や、「大容量」「低ESR」「低インピーダンス」の特長について詳しく紹介します。